マリモ天然記念物として、お土産として有名なマリモ。多くは北海道のお土産として有名です。お土産としてもらったマリモ、でも、マリモはどうやって育てたらいいのでしょう?というか、マリモってどういう生き物なのか、意外とその形を名前だけを知っていても生態までは知らない人が多いはず。では、そんな天然記念物というありがたいマリモの生態についてご説明いたします。 |
マリモの生態スポンサードリンク マリモは、美しい球体の形を作る淡水性の緑藻の一種、ようするにマリモは植物です。一般的には、マリモの生息地は北海道の阿寒湖といわれています。マリモは湖に生息していますから、先も言った通りに淡水性のはずなのですが、淡水と海水が混ざり合った汽水域でも生息が確認されている珍しい植物です。また、耐冷性、耐暗性に優れており、冷蔵庫で数ヶ月のあいだ保存しておいても問題はありません。阿寒湖においてマリモは冬を迎えると、水面が凍ることによって60cmの厚さにもなる氷の下に閉じ込められることとなることから、その環境に合わせた耐性といえます。しかし、その逆に気温の低い北海道の環境にあった生態を持つマリモは熱に弱く、35℃がデットラインと言われています。 浮遊するマリモまた、マリモは水に沈んでいる姿が一般的ですが、浮くこともあるのです。阿寒湖には浮いている個体も発見されています。お土産屋さんに売っているマリモも浮くことはあります。それは、光合成によって発生した酸素の気泡がマリモに付いたことによって、その空気の浮力で浮くことがあります。浮いているということは、光合成が活発だということなので、特に心配する必要はないでしょう。 マリモの数え方マリモの数え方は、1個、2個、3個…が一般的です。それは、マリモが球体でボールのようだからです。しかし、生物学上でマリモと呼ばれるものはその、マリモボールを一個としては見ていません。といいますか、マリモの生物個体は「個」ではありません。実はマリモとは、我々がマリモと呼んでいる球体を構成する藻のことなのです。ですから、マリモの生物個体は「本」となります。阿寒湖には、球体の大きなマリモも多く存在していますが、水面上や底にマリモが一本だけいるということもあります。また、岩などに群生している姿も見受けられます。 |
マリモは天然記念物?マリモは言わずと知れた天然記念物です。絶滅危惧種が掲載されているレッドデータブックにも登録されています。レッドデータブックに掲載された動植物は国際的に売買を禁止されています。が、マリモはいかがでしょうか?極普通に、寧ろ大々的に売り出されていますよね。一応、このお土産屋さんやインターネットなどで売られているマリモは養殖マリモとされています。ですから、法には触れないのです。また、天然記念物、レッドデータブックに登録されているのはどうやら、「阿寒湖のマリモ」に限ってのようなのです。ですから、阿寒湖のマリモではない養殖マリモは対象にならないようです。 減り行くシラルトロ湖のマリモしかし、この養殖マリモは養殖であって養殖ではありません。養殖マリモは、阿寒湖の隣にあるシラルトロ湖の糸状のマリモを人の手で丸めて作ったマリモなのです。養殖とは、魚・貝・海藻などを人工的に飼育・繁殖させることをいいます。ですが、この養殖マリモの場合には、全く当てはまっていません。ただ人間が自然の中にあるマリモを丸めただけのことです。ですが、阿寒湖のマリモではないので法には触れません。その結果、シラルトロ湖のマリモは絶滅の危機に瀕しています。シラルトロ湖のマリモ絶滅のその対策として、シラルトロ湖のマリモをとることができる漁業権を打ち立てましたが、それでも年に2tのマリモが採取され、年々その数を減らしています。通常の植物であれば生命力などの関係で問題ないのですが、マリモは特殊な生体を持っています。湖、沼の底に沈んでいる上に、冬場はほとんど光合成ができないような環境で育っています。そんな苛酷な環境で育ちますが、決して成長スピードが速いわけがありません。ですから、マリモが減る量に増える量が追いついていないのです。結果、シラルトロ湖のマリモはどんどん、どんどん数を減らしています。 買うなら養殖マリモ!ですが、だからといってお土産マリモを買ってはいけないということはありません。2003年頃から開始されていたマリモの養殖によって本物の養殖マリモが市場に出回っているからです。本当に養殖されたマリモですから、自然環境を全く壊さずに作られたシラルトロ湖に優しいマリモです。シラルトロ湖の現状を聞いてマリモを育てることを躊躇った人も、躊躇うことはありません。寧ろ、この養殖マリモを育てて、色々な人にマリモの現状を伝えていった方が、マリモのためでしょう。 マリモの育て方買ってすぐに駄目にしまってはどうにもなりません。ですから、マリモを育てるときの注意点を書いておきます。 1.マリモは一般家庭の水道の水でも育ちます。水が汚れたとき、お湯みたいになったときは必ず水を取り替えて下さい。容器、マリモの数、置き場所によって決まった日数があるとはいえませんが、生きている植物であることを忘れずに、大体一週間に1度位取り替えて下さい。更に、水を取り替えるときには、水道水が直接マリモにあたらないよう注意して下さい。 2.マリモに直射日光は絶対にあてないで下さい。蛍光灯などの人工光線で育ちますが、欲を言うとガラス2枚越の日光があたるところが良好です。 3.寒さには強く内部まで凍らなければ生きて居りますので、氷を溶かすときは自然に溶かし、マリモは暑さに弱いので、絶対に熱湯を注がないで下さい。 4.マリモを金魚など水草と食べる動物と一緒にしないで下さい。 5.油・石鹸類がマリモの水槽に入らないよう注意して下さい。 6.マリモの生育に従って、うぶ毛の様な四方に枝が出てきた時は1ヶ月に一度位手のひらで軽くまるめて下さい。見た目の問題もありますが、一段ときめ細かくなります。 7.cm以上のマリモは球の内部迄光が当たらず、また新鮮な水が通らなくなると内部から腐敗することがありますので、大きなマリモは両手で軽く水をきり、新しい水を入れ替えるよう注意が必要です。 相当、世話を怠らない限り駄目になることはありませんが、夏場には細心の注意を払ってください。特に、北海道とは真逆に位置するといってもいい九州や四国などの暑い地域に住んでいる方は、ご注意ください。 余談・マリモが爆発するまで育てよう最後になりますが、大きく育ったマリモは爆発して子孫を増やすと地元ではいわれています。事実ではありますが、爆発というよりは、崩れて子孫を増やします。ですので、できればマリモが爆発まで育ててあげてください。 スポンサードリンク
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